平成15年11月14日

(財)日本木材総合情報センター

市況検討委員会速報(11月分)

  1. 国産材(北関東)
      民間、森林組合系統の市場の記念市に合わせて、丸太が集中的に生産され、大量入荷となっている。これまで当用買いに徹してきた製材工場が、ここにきて買いに出ており荷動きは良い。予想以上の入荷量と良材中心のため下級材の値下がりが極端で、つられて良材も小安くなっている。
      国産材工場では、11月に入り、操業が低下しつつあり、構造材の受注、販売が落ち込み、製品在庫が増加傾向にある。

  2. 米材
      米材原木の入出荷量はとくに変化なく、安定を保っている。在庫量もほぼ横ばい。米国の住宅着工数が好調で産地港頭在庫は依然として低水準である。為替は安定しているが船運賃の高騰があり産地価格は据え置きの模様。国内卸売価格は米マツカスケードタイプが品薄のため、やや値上がりしている。
      米材現地挽き製材品の入荷量は当初予想より順調、出荷量も安定、在庫は減少。現地製材工場の減産により対日産地価格は上昇が続いている。

  3. 南洋材
      マレイシアのサラワク州では、悪天候が影響し、丸太の出材が落ちてきており、そろそろ底値と見られている。サバ州では日本向け製品のFOBは強含みとなっている。また船腹が非常にタイトになっている。

  4. 北洋材
      産地ではシベリア地区全体で悪天候が続き、出材ができず、貨車も不足気味である。丸太価格はアカマツが無い物高、エゾマツ、カラマツも強含み。製材品も11月中旬からが一段と高唱えとなっている。日本におけるアカマツの在庫は史上空前の低水準となっている。

  5. 市売問屋
      国産材、外材とも入荷が少なく、品薄感から市況も上げ止まっている。スギの母屋角・桁角、米ツガの売れ足が好調になっている。

  6. 合板
      国内合板メーカーは増産傾向にあり、9〜10月はフル生産、11月は稼働日数の関係で多少減る見込み。製品の出荷は好調で、価格も値上げ傾向にある。
      輸入合板は、JAS型枠が10月より欠品状態が続いており、価格は強含み。なお、ここにきて船腹のタイトの問題から配船の変更や遅れが出ている。

  7. 構造用集成材
      12cm用ラミナの入荷が少なく、タイトな状況が続いている。国内集成材工場では管柱の生産はフル操業の状態である。一部大手メーカーは受注を絞ってきたが、荷動きに大きな変化は見られない。価格は安定した状態にある。輸入集成材は対日向け工場が限定されていることもあり、入荷量に大きな変化はない模様である。

  8. 小売
      ヒノキ柱、土台角は、入荷が少ないが価格は据え置き、SPFツーバイフォー材は米ツガ製品以上に入荷が少なく、価格は値上げ。またアカマツについても値上げとなっている。集成材の荷動きは順調、合板は一部針葉樹合板メーカー品、JAS型枠合板の入荷が少ない。また耐火ボード、グラスウール断熱材は納期がかかっている。

参考資料 需給価格動向PDFファイル


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