平成16年1月20日

(財)日本木材総合情報センター

市況検討委員会速報(1月分)

  1. 国産材(北関東)
      原木市場への入荷量は、間伐材を中心に順調である。入荷量が多いヒノキについては、昨年10月頃から続いていた小幅な値下がりが続いているが、スギには底値感が出てきた。
      国産材工場では、公共工事用資材を中心に、受注が順調。群馬県、長野県では、カラマツを中心に出材量が少ないため、大型工場を中心に丸太在庫量がかなり少なくなっている。

  2. 米材
      米材丸太は、韓国がアラスカにおいて多くの丸太を購入しているため、アラスカ材の入荷量が減少を要因に、米材の入荷量が減少している。カナダのストライキによる伐採停止期間が約1カ月あったこと、また降雪により伐採がはかどっていないことから、入荷量の減少が懸念される。
      米材現地挽き製材品の入荷量は、カナダでのストライキの影響もあり減少している。産地では寒波により製材工場の一次閉鎖が懸念されている他、伐採が滞っているため、特に米マツを中心に品薄の状態。日本国内では米マツを中心に価格がやや上昇している。

  3. 南洋材
      マレイシアでは天候が悪く、出材が減少している。中華正月にともなう休暇により、これからも出材量は減少するとみられる。日本国内での荷動きは、造作用集成材を除けば、丸太、製品ともに低調。

  4. 北洋材
      産地価格は、アカマツは100ドル前後にまで値を下げているが、カラマツは合板企業による資材調達、エゾマツは韓国からの引き合いが旺盛なため上昇している。国内の製材工場においては、操業、受注ともに順調。

  5. 合板
      国産合板は、出荷のピークは過ぎたものの、メーカー在庫が少ないことから、依然価格気配が強い。合板工場ではフル稼働が続いている。針葉樹丸太の積極的な手当てが進み、価格も強含みで推移。また南洋材丸太価格は、慎重な調達がなされている中で小幅にしている。
      輸入合板は年末年始休暇明けに荷動きに一服感があるものの、船腹不足による入荷の遅れもあって荷余り感はない。

  6. 構造用集成材
      ラミナの入荷は順調。管柱価格は12月後半から緩やかに下降している一方で、ラミナ価格は上昇しているので、メーカーは厳しい状況の中での操業を強いられている。中断面集成材価格は、在庫量が多いため、大きく値を下げている。

  7. 市売問屋
      スギ柱材を中心に、昨年末の好調な荷動きを反映して、多めの入荷となっているが、出荷量は次第に減少しだしている。外材では、米ツガの入荷量が少ないので、母屋、桁類の価格気配が強く、アカマツ垂木のKD材の荷動きも良い。昨年の東京市売7市場の販売額は、一昨年とほぼ同額。数年来続いていた販売額の低下に歯止めがかかった。

  8. 小売
      米ツガは入荷量が少ないため、小幅な値上がりがしばらく続きそうな気配。アカマツ価格もまだ値が上がり続けている。また北欧産間柱も品が薄い。

参考資料 需給価格動向PDFファイル


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