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接合木材の加工技術

製材単板切削乾燥鉋・研削接合接着塗装

接合法

フィンガー加工用カッターと加工材の写真

フィンガー加工用カッターと加工材

比較的短い材料を、その繊維方向(長手方向)に接ぎ合せて長尺材を作る加工法を縦接ぎ加工といいますが、接合部の形状からバットジョイント、スカフジョイント、フィンガージョイントに大きく分けることができます。なお、この他にも日本における在来木造住宅に使用される建築部材や建具、家具などには多くの種類の接合方法が採用されています。

バットジョイントは材料の木口端面を直角に切断し、切断面と切断面を接着剤で接合する方法で、加工方法は簡単ですが、接合材の強度はまったく期待できません。

スカフジョイントは材料の木口端部を斜めに切断し、接着剤で接合する方法です。この方法の場合、切断部分の傾斜をゆるくすることにより、接合材の強度は素材の強度にほぼ等しくなる程度にまでなりますが、材料の損失が大きくなる欠点があります。

フィンガージョイント

フィンガージョイント

フィンガージョイントは材料の木口端部をカッターで手の指状(フィンガー)に加工し、その加工部に接着剤を塗ってはめ合せ、圧締接着して長い材料を作る方法です。材料の損失が比較的少なく、加工方法が機械化に適していますので、自動化された能率の高い機械が多く使用されています。

フィンガージョイントの基本的な加工工程は、材の木口端部および節、腐れ、割れなどの欠点が発生している部分の切断 → 木口端部のフィンガー加工 → 加工部への接着剤塗布 → 接合部の圧締 → 接合された材の所定の長さへの切断 になります。日本では、フィンガーの長さが12mm以下のミニフィンガーあるいは20mm程度以下の中ミニフィンガーが多く採用されています。

たてつぎの種類

たてつぎの種類

ほぞ加工

ダブルエンドテノーナー

ダブルエンドテノーナー

家具、建具、木造建築部材をほぞとほぞ穴により接合する加工方法で、接合の形状には多くの種類があり、また機械も対象とされる加工材に応じていろいろな形式のものがあります。

  1. ほぞ取り盤  1本の垂直主転と移動テーブルからなる立軸ほぞ取り盤と、2本の水平主軸と移動テーブルからなる横軸ほぞ取り盤があります。
  2. 多軸ほぞ取り盤  主軸が4本以上あり、各種の刃物を取り付けられるようになっています。
  3. 両端ほぞ取り盤  ダブルエンドテノーナーとも呼ばれ、左右にほぞ取り機械を置き、その間をチェーンにより材料を送り込むことにより、材料の両端を同時にほぞ加工できます。左右のほぞ取り機械の間隔は自由に調整することができます。ほぞ加工だけでなく、丸のこや、いろいろな形状のカッターを取り付け、材料の長さ決めや面取り加工を行うことができる機械もあります。
  4. エンドマッチャ  床板の雄ざね、雌ざねの加工を行う機械です。
  5. 楕円ほぞ取り盤  楕円形のほぞ加工ができる機械です。 ほぞ穴を加工する機械として、角のみ盤(単軸、多軸)、楕円穴あけ盤、チェーンせん孔盤などの機械があります。