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7.塗装


内装用塗料

内装用塗料の例

木工用塗料の特徴

 内装用塗料は主に建築内部、家具、食器などに使われるクリアーと呼ばれる透明塗料が多く市販されています。代表的な内装用塗料は、
1.ニス:シェラック虫の分泌物をアルコールに溶かして作ります。速乾性で茶色の硬い塗膜を作り、光沢、弾性が高いですが、熱、湯、アルコールに弱く白く変色します。学童の木工用、低級家具等に使われています。
2.ラッカー:ニトロセルロースとアルキド樹脂をラッカーシンナーに溶かして作ります。速乾性なのでスプレーで塗装するのが一般的です。主に家具の上塗り、内壁材等に使われています。
3.アミノアルキド樹脂塗料:メラミンや尿素樹脂とアルキド樹脂をアルコール系溶剤に溶かして作ります。使う際に硬化剤(塩酸)を加えて塗装します。塗膜は硬く、光沢があり、溶剤に侵されず、塗りやすいので木工用に広く使われています。ホルマリン臭があるのが欠点で、食器棚への使用は規制されています。
4.ポリエステル樹脂塗料:不飽和ポリエステルにスチレンまたはアクリルを加えて作ります。塗膜は硬く、傷が付き難く、一回塗りで厚膜に仕上がるので利用が多く、合板、ピアノに多く使われています。
5.ポリウレタン樹脂塗料:主剤がポリオールで硬化剤がイソシアネートの2液型の塗料で、木工用に最も多く使われています。塗膜は硬く、弾性があり、傷が付き難く、薬品に触れても強く、付着性も最高です。2液型の他に、作業性の良い1液型の塗料も多く用いられています。
6.アクリルラッカー:アクリル樹脂とニトロセルロースを配合して作ります。ラッカーと同じ速乾性、作業性、性能を備えています。黄変性が無く、濡れ色にさせないなどの、長所があり、ヒノキやスギの塗装に最適です。

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外装用塗料

外装用塗料

 外装用塗料は主に建築外装、ベランダの手摺、屋外遊具等で使われる半透明、不透明な物が多く市販されています。
 1.ボイル油:油を加工して作った塗料で木材に十分浸透させて使うのが普通です。木目が生かされ再塗装が容易なのが長所です。
 2.ペイント:ボイル油に着色顔料を加えて作ります。古くから家の外壁等に大量に使われていましたが乾燥が遅いために使用量が減少し、現在はその座を次の塗料にゆずりました。
 3.合成樹脂調合ペイント:乾性油を主原料にアルキド樹脂と着色顔料を配合して作ります。ペイントに比べ乾燥が早く、光沢が良く、耐候性が良いので建築の外装を中心に大量に使われています。
 4.フタル酸樹脂塗料:アルキド樹脂に乾燥剤を加えた塗料で、顔料を配合したエナメルは乾燥も比較的速く、耐候性が優れているので外装用に広く使われています。顔料を加えないフタル酸樹脂ワニスは屋外で木目を生かす目的に使われています。しかし、耐候性はエナメルより劣っています。
 5.油変性ポリウレタン樹脂塗料:1液型のウレタン塗料で、他のウレタン塗料より安価で、塗りやすく、透明で耐候性が良いために、建築物の外装にも多用されています。
 6.オイルステイン:本来は素地着色に使う着色剤で、外装に用いるときはオイルステインに少量の顔料やボイル油を配合して作ります。着色を主目的に使われ、耐候性は劣っています。この上にボイル油を塗って仕上げるのが普通です。
 7.木材保護着色剤:低粘度の樹脂に防腐、防虫、着色剤を配合して作ります。樹脂には、アルキド樹脂、ウレタン樹脂、アマニ油、シリコン樹脂などが使われています。不揮発分が少ないので木材中に浸透し表面に塗膜を作らないのが特徴で、塗膜がないので再塗装が容易です。着色ができ、はっ水性があり、短期間の防カビ性があります。木理をいかした塗装が行え、作業性も良いので、外装用塗料として現在最も注目されている塗料です。

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