China News Letter

中国のネットユーザーが10億人を超える(2021年6月)

第48回「中国インターネット発展状況統計報告書(The 48th China Statistical Report on Internet Development)」が、昨年8月27日、中国インターネット情報センター(CNNIC:China Internet Network Information Center)より、北京市で発表された。

同報告書はインターネット活用動向、インターネット利用者(以下、「ネットユーザー」)の人数や属性、個人の活用動向などの報告がなされており、昨年6月時点における中国インターネット発展について全般的な報告がなされている。
同報告書の概要は以下のとおり。

  • ネットユーザー数は10億1,074万人に達しており、前回調査(2020年12月)と比べて2,175万人増加した。なお、インターネット利用普及率は71.6%に上昇した。
  • モバイルユーザーは前回調査と比べて2,092万人増の10億700万人にのぼり、そのうち、99.6%はスマートフォンなどモバイル端末を利用している。なお、デスクトップパソコン、ノートパソコン、テレビ、iPadを通じたネットの利用者はそれぞれ34.6%、30.8%、25.6%、24.9%となっている。
  • 農村部、都市部のネットユーザー数はそれぞれ2億9,700万人、7億1,400万人にのぼり、ネットユーザーの29.4%、70.6%をそれぞれ占める。
  • ネット利用の主要な目的は次のとおりであった(複数回答)。
  • ネットユーザーの平均ネット接続時間は1週間で26.9時間に達し、前回調査に比べて0.7時間増加した。
  • インターネットを利用していない者は4億2,000万人であり、うち農村部、都市部の割合はそれぞれ49.1%、50.9%を占めている。インターネットを利用しない理由は次のとおりであった(複数回答)。
    1. パソコン・インターネットが分からない … 54.5%
    2. 教育水準が足りない … 20.0%
    3. 設備が不足 … 14.0%
    4. 年齢関係 … 13.8%
    5. 時間がない … 10%未満
    6. 興味がない … 10%未満