ベトナムからアメリカへの合板輸出の増大

BIFA(ビンズン家具協会)が9月に発表したレポートでは、 中国とアメリカの貿易摩擦の影響を受け、 中国からアメリカへの輸出における高率関税の回避を図るため、 中国の430社以上の木材関係企業のうち、 約3分の1が海外での生産を検討していると報じられている。

その移転先として南東アジア諸国が一番有力であり、 多くの中国系企業がベトナム企業との連携を模索したり、 新工場建設へ向けた動きが活発化している。 また、中国の業者が様々な方法により輸出元を ベトナムへの振り替えている動きも見られ、 ベトナムからアメリカへの合板輸出が急増している。

なお、ベトナムビンズン省における、米国ウォルマート社向け家具の製造業者は、 Binh Dinhに2つの工場を拡張し、 Dong Naiの2つの工場で生産ラインをアップグレードするために 約1,000万ドルの投資を予定としている。 これらにより2019年の輸出を30%増やすことを計画している。



参考:VTV(ベトナム国営放送)BIFA談/ラオスの新聞/ビジネスタイムス