台湾におけるOSBの輸入実績

台湾におけるOSB(Oriented Strand Board)の輸入実績は下表のとおりである。主な輸入元は、北米カナダとルーマニアであり、2017年から2018年にかけての輸入量は減少している(28.1%減)。



輸入標準規格は、海外でよく見られる1220 mm × 2440 mm(4インチ×8インチ)で、厚さは9、11、15、18㎜を主としている。以前は、輸出用包装箱や倉庫板などに使われていたが、ホルムアルデヒドに関する明確な規定がなかった。近年では、建物や木構造の屋根、壁面の底の裏面によく使われるようになり、室内の床に防潮の基材として、また、室内空間にも使用されるようになったため、輸入業者もホルムアルデヒドの濃度指数を中華民国の国家標準(CNS-2215)F3レベルにまで合わせた。

現在では、内装材として、箪笥などの家具、壁板、梁の板材などに使用されており、ホルムアルデヒドの濃度指数はF1レベルの要求に達している。市販価格は約新台幣550~1000元/枚(9~18mm)である。