台湾の2019年における
主要木材の輸入概況および原木の国別輸入概況

台湾の2019年における木材市場は、2015年下半期から依然として長期にわたり低迷が続いており、さらに国内外における景気の影響も受けたことで、価格が下落傾向となった。




原木

2019年における原木の輸入量は44万7,165m3で、前年比で14.5%の減少となった。これは統計開始以来二番目に低い輸入量で、国内の不景気の影響が否めない。原木の輸入量第1位はニュージーランドで、数量は14万3,658m3(構成比32.1%)、樹種はラジアータパインであった。マレーシアは数量が7万8,619m3(構成比17.6%)と第2位に後退し、樹種はラワン・雑木等であった。日本からの輸入数量は第3位となり、数量は7万5,499m3(構成比16.9%)、樹種は杉であった。第4位はソロモン諸島で数量4万6,560m3(構成比10.4%)、樹種は雑木であった。第5位はパプアニューギニアで数量3万5,326m3(構成比7.9%)、樹種は雑木であった。