木材利用相談Q&A 100
住宅 - 集成材などに関する利用相談
Q36 | 構造用集成材の一般的な樹種、メーカーを教えて下さい。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
構造用大・中断面集成材は、国産材ではカラマツ、スギが、外材ではベイマツ、スプルース、北洋カラマツが多く使われています。化粧張り構造用集成柱の化粧板はスギ、ヒノキ、エゾマツやスプルースが使われています。 メーカーは、日本集成材工業協同組合の主要なメンバーを紹介します。 1)大型の木構造建築で大きな集成材の柱や梁を見たことがあると思います。集成材は、板目から柾目までさまざまな挽板を定められた接着剤で所定の形に集成して接着したもので、無垢材と比較すると、横方向の異方性が少なくなるとともに節などの欠点を除いたり分散させたりできるので、均質で強いものとなります。これが構造用大中断面集成材、構造用中断面集成材はJASで断面構成が定められています。一般的に使用されている樹種は、国産材ではカラマツ、スギが、外材ではベイマツ、スプルース(オウシュウトウヒが過半)が多く使われます。日本では早くから表面にスギやヒノキの木目の通った柾ツキ板を化粧した集成材の柱角が使用されてきました。これが化粧張り構造用集成柱で、心材集成材に使用する樹種は、外材のスプルース(オウシュウトウヒ)が大半です。 2)構造用集成材の主なメーカーとしては
3)その他にも日本農林規格(JAS)表示工場のメーカーが全国にあります。製品輸送には近隣の工場の方が有利ですから、その場合はこれらの団体である下記へお問い合わせください。 |