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戸建住宅は規模が小さいため設備工事や仕上げ工事などの比率が高くなりやすく、全体工事に占める工事費用の比率は大きく変動します。一般的には本体工事の35～50％を木工事が占め、その1/4から1/2、つまり本体工事費の10～20％が木材費です。 木造住宅は規模が小規模であるため、物件によって設備工事の比率が高いものもあり、全体工事コストに占める割合は大きく変化します。設計者や施工者によって大きく異なることに留意して下さい。
木造住宅の工事費の構成について、一つの目安として、木造住宅コスト研究会が算出したモデル住宅のコストを表に示しておきます。これは実際に建築したコストではなく、建築面積67.87m2、延べ床面積128.35m2(1階66.66m2、2階61.69m2)の専用住宅を基本に、平成12年３月時点の各価格を取り込んで算出したものです。
木造住宅工事費の構成内訳は本体工事が62.2％、設備工事が19.0％、付帯工事が5.8％、諸経費が13.0％となっています。木材費についても物件ごとに大きく異なりますが、一般的に本体工事の35～50％を占める木工事のうち1/4～1/2が木材費であるため、木材費は本体工事の10～20％程度と考えればよいでしょう。 木造住宅の工事費の構成比(平成12年３月) 単位：円、％ | 工事種目・科目 | 金 額(円) | 構成比(%) | 本
体
工
事 | 仮設工事
上・基礎工事
木工事
屋根・板金工事
石、タイル工事
左官工事
金属製建具工事
木製建具工事
内外装工事
塗装工事
雑工事 | 724,062
981,120
6,816,036
660,866
264,440
148,417
1,628,835
1,028,370
1,703,577
261.980
330,211 | 3.1
4.2
29.2
2.8
1.1
0.6
7.0
4.4
7.3
1.1
1.4 | | 小計 | 14,547,914 | 62.2 | 設
備
工
事 | 住宅設備
衛生器具設備
給排水・給湯設備
電気設備工事 | 2,483,040
169,800
968,824
811,520 | 10.6
0.7
4.1
3.5 | | 小計 | 4,433,184 | 19.0 | 付
帯
工
事 | ガス設備
冷暖房設備 | 442,100
906,940 | 1.9
3.9 | | 小計 | 1,349,040 | 5.8 | | 直接工事費計 | 20,330,138 | 87.0 | | 諸経費 | 3,049,521 | 13.0 | | 工事費合計 | 23,379,659 | 100.0 | | 消費税 | 1,168,983 | - | | 総計 | 24,548,642 | - |
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