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木材利用相談Q&A 100

住宅 - 乾燥材に関する利用相談

住宅 - 乾燥材
Q43 木造住宅の性能向上のために乾燥材の利用が望ましいといわれますが、乾燥材はどこで入手できますか?

最近、乾燥材の生産量は大分増えていますが、乾燥工場から建築業者、プレカット工場に直送されるケ-スがほとんどです。乾燥材は生材より高価なものになる一方で、見かけが悪くなりがちなため、一般の流通市場にはヒノキ、スギの場合もごく一部を除いてほとんど出回わっていません。
現在、木材乾燥施設を設置している製材工場は全国で 約1500工場(全体の約10%)あります。このうちJASに規定された構造用乾燥材を供給する体制にある工場(人工乾燥認定工場)が生産地を中心に約95あり、工務店を通してこれらの工場に発注し、JAS製品を入手することができます。それらの所在する県(工場数)は次の通りです。

北海道(27)、青森(1)、秋田(13)、岩手(1)、山形(3)、福島(4)、宮城(2)、栃木(1)、群 馬(1)、富山(2)、静岡(1)、岐阜(4)、三重(8)、奈良(1)、鳥取(1)、岡山(6)、広島(2)、 福岡(1)、熊本(11)、宮崎(4)、鹿児島(1)。

これらの工場名・所在地は巻末の道および各県の木材団体(県木連)に問合せて下さい。

住宅 - 乾燥材
Q40 いままで住宅に人工乾燥材を使わなくても特に問題になりませんでした。いまなぜ経費のかかる人工乾燥材を使わなくてはならないのでしょうか?
Q41 長雨にたたられ現場で資材が濡れてしまいました。どうしたらよいでしょうか?
Q42 木材の性質は生材と乾燥材では相当違うそうですが、水分(含水率)と強度の関係はどうでしょうか?
Q43 木造住宅の性能向上のために乾燥材の利用が望ましいといわれますが、乾燥材はどこで入手できますか?
Q44 木材の人工乾燥の方式、主な乾燥装置と特徴、メーカー、価格を教えて下さい。
Q45 建築に使われるスギ、ヒノキ、ベイツガ材の標準的な乾燥所要日数と経費の目安を教えて下さい。
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